JPスタジオ 朴貞子韓国舞踊団

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「カシコギ」

カシコギ

『カシコギ』とは、魚の名前です
この魚は、オスが子育てをします
巣を作り、餌を与え、外敵から守り、
子が成長すると、自らの命は終わります
その生涯はわずか一年です
その間、必死に子育てを行います
ひとつの命を育むために
この、本能のなせる無償の行為を、私たち人間は、ときに愛と呼びます
皆さんにお届けするのは、そんな愛に育まれた命の物語です

あらすじ

あらすじ

時は現代。舞台は韓国。

詩人ホヨンには、白血病に冒されている一人息子タウムがいる。 タウムが助かる道は骨髄移植しかない。 しかし一致するドナーが見つからず、完治への希望は断たれた。

ホヨンは、残された日々を辛い治療にあてるのではなく、少しでもタウムに子供らしい時を送らせてやりたくて、退院を決意する。

あらすじ

そして、都会を離れ、自然あふれる美しい山里で過ごす二人。 そこで父子は一人の老人と出会い、楽しい時を送る。 豊かな自然に囲まれ、タウムの生命力も蘇ったかに思えた。

が、それもつかの間、タウムの容態が急変し再び病院に戻ることに。

そんなとき、タウムの担当医の必死の努力により、タウムの骨髄と完全に一致する日本人のドナーが見つかったことを知る。 しかし、移植には莫大な費用がかかる。 ホヨンにはとても用意することの出来ない金額だ。 だが息子の命はなんとしても助けたい…

そこでホヨンは、自分の腎臓を売るという、いわゆる臓器売買でその治療費を調達しようと考える。 ところが、その売買のための検査の段階で、ホヨン自身が肝臓ガンに冒され余命3ヶ月であることを告げられて……

原作者 趙 昌仁(Cho Chang-In) メッセージ

私が夢見る世の中は、“まぶしさ”より“あたたかさ”です。人と人とがお互いに寄り添える丘になる、そんな世の中です。
私が作家として目指しているテーマでもあります。
日本の舞台で紹介される「カシコギ」もやはり、“まぶしさ”より“あたたかさ”に向けて手をさしのべることを期待しています。

原作『カシコギ』とJPスタジオの日本語圏内独占舞台上演権

韓国で「カシコギ・シンドローム」と呼ばれる社会現象も生まれるほど人々の心を揺り動かした、200万部突破の記録的大ベストセラー小説『カシコギ』を 日本で初めて舞台化した現代演劇です。
2007年6月、JPスタジオが日本語圏内独占舞台上演権を取得しました。同年7月31日初演。
フジテレビ系2011年春の連続ドラマ『グッドライフ』(反町隆史主演)の原作です。

  • 原作/趙昌仁 脚本・演出/平田康之 作曲/もりりょうすけ 音楽/福田洋介 振付・衣装/朴貞子 美術/川原清徳 彫刻/笛木弘一 仮面製作/小嶋京子 写真/小木曽威夫 照明/中沢幸子 音響/相川晶 舞台監督/川崎吉洋 制作/JPスタジオ
  • 上演時間:1時間35分(休憩なし)
  • 編成人数:15名=出演者9名+スタッフ6名 (照明3・音響2・舞台監督1)